残業

プログラマーと言えば、残業や休日出勤が多い職業と思われている方も多いのではないでしょうか?
今回は、こちらの記事で、その点についてお話しします。

残業や休日出勤が多いのでは?【アンケートあり】

時期や会社にもよりますので一概には「多い」「少ない」と言えませんが、アンケートの結果や私自身の経験を踏まえた上でお話をします。

納品前は当然忙しくなる

まず、受注請負型や客先常駐型の開発会社であれば、
システムの納品前は非常に忙しくなることが多いです。

クライアントからの追加要望や、開発途中での仕様変更、開発段階でのバグ潰し、
協力会社のスケジュール遅れ等、その他諸々な理由でスケジュールが大きくずれ込み、
納品が近づくに連れ慌ただしくなります。

こちらは、現役・元プログラマーに対して、
インターネットを使って行った「納期前日の残業時間」に関するアンケートの結果です。

まず、「3時間」という方が最も多かったです。
3時間」という残業時間を多いと取るか、少ないと取るかは個人の感覚によるので一概には言えませんが、
納期直前であれば、私は「3時間」は特に多い時間ではないと思います。

ただ、「7時間以上」残業されている方も14人いらっしゃいました。
仮に18時を定時とすると日付をまたいでいるので、さすがに「7時間以上」は多いですね。

また、「残業が無い」、発生しても「1、2時間」程度という方もいらっしゃいましたが、
納期前日はバタバタすることも多く、通常ある程度残業が発生するのですが、
残業がほとんどないというのは素晴らしいです。

こういった会社はスケジュール管理もしっかり出来ていて、働いている人間にとってはとても信用のできる会社ですね!

で、アンケートにお答え頂いた方の残業時間の平均は「約3.6時間」でした。

翌日の納品をスムーズに行うための事前準備なども必要になりますので、
前日は3~4時間程度の残業が発生することは覚悟しておいた方がいいです。

 

下記は、
納品1週間前に、どれくらい残業時間が発生したか」という質問に対する回答結果を棒グラフにしたものです。

中には、「50時間以上」も残業が発生している方もいらっしゃいましたが、
20時間以上~25時間未満」という残業時間の方が一番多かったです。

 

次に、納品前に休日出勤をどれくらいしているかについてアンケートを取りました。

解答のあった100人中、85人が「休日出勤あり」と答えています。

 

さらに、その85人の方に「休日出勤の発生する曜日」について質問した結果がこちらです。

土曜日、日曜日の両方」出勤されている方が、半数以上にあたる43人もいらっしゃいました。

納期に間に合わないと、最悪クライアントから損害賠償請求といったこともあります。
そのため、納品前の残業と休日出勤をすることが多いようです。

ちなみに、私自身も、以前働いていた会社では、休日出勤がありました。
また、土曜日、日曜日に続けて休日出勤した経験もありますが、
1週間休みなしで出勤するのは精神的にとても大変でした。

休日出勤が発生した場合、納品後にきっちりと代休を取らせてくれる会社もありますので、
就職活動時には、そういった情報も収集できるといいですね。

 

次に、自社システムの開発を行っている会社ですが、
こちらは、納期なども比較的緩い場合が多いです。

理由の一つとして、自社のシステムになるので、予定よりも開発が遅れても他社から責められることが無い為です。
無理してシステムの構築を行うよりも、余裕を持って品質を重視した開発の方が重要なので、
納期は柔軟に変更可能だと思います。

残業も休日出勤も当たり前な会社ってあるの?

私の経験でお話すると、以前働いていた会社(7年ほど前)は、

・休日出勤は当たり前
・平日も終電ギリギリまで仕事をして、帰ってからもその日のノルマまでは仕事をさせられる
・2、3時間ごとにどこまで進んだかの確認に来て、少しでも遅れていると、「どうやって遅れを取り戻すのか?」というプレッシャーを掛けてくる

ということが当たり前でした。
いわゆるブラック企業ですね。

私は入社数日で辞めることを上司に告げ、実際に数か月で辞めました。
他のメンバーも数か月で辞めていきました。

7年くらい前はそのような会社も多々あったかと思いますが、
今の時代はそのような企業へは人が定着しないので少なくなっていると思います。

実際、同じようにITの世界で働く私の友人に話を聞いても、
今の時代は昔の様に働かせていると問題なので、業界全体もかなり働きやすくなった
と言っていました。

まだまだブラックと呼ばれる企業についての話しを聞くので残ってはいますが、
一昔前と比べると職場環境はかなり改善されているとは思います。

残業・休日出勤に関するアンケート

残業・休日出勤に関するアンケートを実施した際に、プログラマーの方から様々な意見も頂きました。

せっかくなので、その一部も紹介しておきます。

Aさん

無理な納期を設定される。そもそも営業が工区を甘く身過ぎているので、もっと現場のことを考えてほしい。

Bさん

基本的には、対象プロジェクトの重要性や、外部要因などにより残業・休日出勤がある程度発生してしまうケースはあると思います
しかしながら、多くは事前の調整などで回避できると考えており、マネージメントスキルの平均的な向上が必要かと思います。

Cさん

プログラマーなど専門職においては、納期を死守することは重要であり、バグ、不具合の対応をするにあたり、残業や休日出勤をせざるを得ない職種だと思います。ただ、それを踏まえたスケジューリングをしていれば休日出勤や残業は減らすことが可能であると思います。しかしながら現実的にイレギュラーな事案が発生しやすい職種であるため、いくら余裕をもってスケジューリングをしても避けられない働き方をしなければならないことがあると思います。専門的な職種の場合、致し方ない部分があるのだろうと感じます。個人でストレスコントロールをしながら、鬱などの精神疾患や体調管理をしなければならないとてもジレンマのある職種だと思います。なるべく余裕をもって仕事ができるのが一番だと思いますしそうなればよいなと感じます。。

Dさん

仕様が明確でなかったり、ウォーターフォールで作っているのに終盤で仕様変更をしてくるなど、上流工程に問題が多いと思います。これは開発者サイドの問題だけではなく、クライアントのITリテラシーの低さも影響していると思います。
日本ではいまだにソフトは安く作れるとか簡単に作れると思っている人が年配を中心に多くいます。
そして営業職はそちらにあわせ無理難題を押し付けてきます。
そのような日本社会全体のITに関するリテラシーの低さが根底にあると思います。
また、中抜きをしている会社がなくなれば辛くても高い給料のために頑張る人は増えると思います。
※ウォーターフォールとは開発手法の一つで、上流工程(要件定義や基本設計など)から順番に開発を進めていく手法です。

Eさん

基本的に残業しないように計画、確認をしており、万が一に備えて予備の時間もいただいているため、ほとんど残業はしません。
もし発生した場合の原因としましては急な仕様変更や別作業の中断などにより計画通りにいかない場合が多いです。

Fさん

残業が発生し易い業種であり、ある程度仕方の無い事は認めるが、納得出来る額の残業代はしっかり払って欲しい。

Gさん

設計ミスが発生したり、ソースコードを間違えて書いてしまうプログラマが存在することは避けられないため、どうしても残業や休日出勤が発生してしまう。
納期前には厳密なチェックを行うため残業は発生します。

Hさん

プログラマーに残業や休日出勤が多くなるほとんどの原因は、設計などの上流工程にある。事実、上流工程がしっかりしたプロジェクトでは、プログラマーに残業はほとんど発生しなかった。

Iさん

不慣れな時には、残業が発生することもあると思います。
それでも、スキルアップやスケジュールに予備日を含めるなど工夫して、残業がゼロに近づくように心がけるべきだと思います。

などなど。。。

まとめますと、
プログラマーという職業柄、「残業や休日出勤が発生することは仕方がない」と考えている方が多くいらっしゃいました。

私自身もその考え方に近く、プログラマーを目指している方は、そこはある程度覚悟する必要があるかな、と個人的には思います。

また、残業や休日出勤が発生する原因として、
上流工程の問題」や「急な仕様変更」を上げている方が多かったようです。

確かに上流工程で問題が発生すると、コーディング期間が短くなり、最終的にプログラマーしわ寄せがくることもよくあります。

さらに、急な仕様変更を経験したことも多々あります。
開発開始後にお客様の事情が変わることもよくあり仕方のないことですが、
極力、会社として「仕様確定後の仕様変更は原則、不可」「やむおえず変更する場合は納期も延ばす」などの対応も必要になってきますね。